Archive for 9月, 2008

2時間の作業で34%ホームページを高速化

先日ブログでレビューした、「高速サイトを実現する14のルール」の件ですが早速自社サイトでやってたのでレビューしておきます。
タイトルに書いたとおり、結果的には34%の改善ができたわけですが、書籍には50%以上の期待ができるとか書いてある割には、そこまでは行かなかったものの、本当に高速化されたのには確かにビックリ。
高速化の対象にしたサイトは[eSupport] のホームページ。このサイトは全部で30ページほどある単純なHTMLで作成された静的サイトなので今回の試し台にはピッタリ。
14のルールがある内の今回トライしたのは以下の4項目
・ルール1 HTTPリクエストを減らす
・ルール3 Expiresヘッダを設定する
・ルール4 コンポーネントをgzipする
・ルール10 javasciptを縮小化する
計測はWebSiteOptimization.com にある分析ツールを利用し、Download Timeという項目で実行前と実行後の時間差でパフォーマンスを計測することにした。
他にもルールが書籍には掲載されているが今回のサイトには当てはまらなかったので、とりあえず上に挙げた4つのルールを実行した結果が以下の表。
作業にかかった時間は約2時間、主に画像の再スライスと、CSSの再設定、Apacheの設定変更である。
T1接続で4秒も高速化に成功し、34%改善されている点に注目。128K接続は今の時代にはないが、実際には約6秒の高速化に成功。

Connection Rate
ダウンロードタイム
(改善前)
ダウンロードタイム
(改善後)

14.4K
282.44 seconds
240.88 seconds

28.8K
146.32 seconds
123.74 seconds

33.6K
126.87 seconds
107.01 seconds

56K
80.20 seconds
66.84 seconds

ISDN 128K
31.64 seconds
25.05 seconds

T1 1.44Mbps
12.06 seconds
8.20 seconds

確かにサイトは見るからに高速化されていて、表示スピードが早いのには体感できる。
今までホームページの制作過程の中では一度も見直すことがなかったホームページの高速化であるが、商用サイトの場合で数百から数千ページを動的生成させているサイトなんかだと、ページを高速化することで、日当たりのページビューが増え、1日あたり、年間あたりで計算した場合には相当なPVの増加を期待することができる。また検索エンジンフレンドリー、ユーザーフレンドリーなサイトになることは言うまでもない。
今回試したこの手法のもっとも気に入った点は、サーバのハードウェアをカスタマイズしたり、データベースへのSQL文などハードやアプリの根幹を一切いじらずして、Apache系のカスタマイズだけで高速化を実現できる点が制作側からするとフレンドリーである点だと思います。
ユーザーからサイトのスピードに文句言われる前に、少なくとも商用サイトであればこの手の手段はできる限り早い段階でやっておくことをオススメします。

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SupportSuite これは次の時代のホームページヘルプデスクかも!?

弊社が現在ヘルプデスクのソフトとして販売しているeSupportですが、eSupportの上位クラスにあたるSupportSuiteというソフトウェアがあります。(日本では現在未発売です)
そして、このソフトに含まれるLiveResponseというデスクトップアプリケーションがあります。
弊社では、来月10月から11月にかけて、社内の顧客サポート体制の全面的な改善を行う予定でして、その際にSupportSuiteを活用した社内サポート体制について、簡単ではありますが読者の方にも参考になると思いまして一部を紹介しようと思います。
まず、現状だと、弊社のいくつかのホームページにおいて、新規顧客と既存顧客の問合わせメールが分離されているので、
新規案件担当のスタッフと既存顧客担当のスタッフ間のメール共有、履歴共有が現状だとリレーショナルできていないという問題点があります。
今回の改善ではこれらを統合して、
・1つのシステムで全ホームページからの電話対応履歴、メール対応履歴、チャット対応履歴のすべてを管理
・全社員が顧客の対応履歴を参照できるようにする
この2点を最終的なゴールに設定しています。

イメージとしては、電話が来ても、メールが来てもどちらにしても名前かメールアドレスか、電話番号さえ分かれば顧客対応履歴が一発でわかるようなイメージです。
これにより顧客満足度UPと対応速度の向上UPを図ります。IT業界全体に言えることだと思いますが、ホームページの表(社外)側がきらびやかでも、裏(社内)側のサポート体制が結構ずさんなところがまだまだ多いのも事実です。
私なりに、eSupportやSupportSuiteとの普及につとめて、いち早い改善を訴えていきたいと思います!
eSupportでは電話対応履歴とメール対応履歴は管理できても、ホームページ毎でのチャット対応履歴は管理できないので、今回のSupportSuiteにアップグレードすることによりチャット履歴もカバーできるようになります。ホームページ上でチャットの必要性がなければeSupportで十分ということになります。
では、今回、紹介するSupportSuiteとLiveResponseというアプリケーションのチャット部分についてです。
このアプリは何かというと、
SupportSuiteチャットのスクリプトコードをホームページに掲載し、ホームページ上からこのコードをクリックして訪問者からのチャット要求があると、LiveResponseが起動し、LiveResponseを通してユーザーとのチャットができるというものです。LiveResponseはデスクトップ上のソフトとしてインストールして利用します。

このソフトの優れている点は、
チャットの際にユーザーはアプリケーションを自分のマシン上にインストールしなくても、ブラウザベースで相手とリアルタイムにチャットができるので、チャットまでの開始がとてもシンプルです。
各ホームページに設置されたLiveResponse用のコードから、現在何人のユーザーがどのページを参照中で、どの検索経路で訪問したのかの参照元が分かる点です。図2
訪問中のユーザーに対してのチャット要求を、こちら側からも出せるというものです。
それと、今回のリニューアルで新顧客、既存顧客とのサポートセンターが1つにまとまるので、スタッフ間でのリレーションシップが一層活発化しそうです。
顧客の属性管理機能も初めて利用することになりそうです。
eSupportもSupportSuiteのどちらもユーザーの属性(ゲスト、登録者)のフラグと、属性に応じたメニュー表記カスタマイズなどができるので、どの顧客が、いつ、どのサービスを購入し、どの種類のサポートをいつまで(期限)受けるのかなどの詳細設定
ができるので、本当の意味でヘルプデスクセンターになると思われます。
弊社の活用度により、わずか数万円のコストでIT関連をはじめとするさまざまな産業で高度なヘルプデスクシステムの構築ができるように、SupportSuiteの日本語版デビューに向けても着々と準備を進めています。
10月から一部ホームページで試験を開始し、11月から弊社の全サイトで本稼動予定です。
これで、今後は新しいホームページが増えて、お問合せのカテゴリが増えたとしても、当面は大丈夫な体制作りができたと思います!

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ホームページの表示を高速化するための14のルール

今までは、WEBの技術系書籍ではPHPやMySQLといったどちらかというとプログラム寄りの本ばかりを読んでいましたが、
今回読んだ「ハイパフォーマンスWEBサイト 高速化サイトを実現する14のルール」は、プログラムでもデザインの話題でもなく、ブラウザとサーバとHTMLの3つを理解していることを前提に書かれた本だったので、今までとはまったく異なるタイプの技術本で興味をそそられました。
高速サイトを実現する14のルール

HTTPリクエストを減らす
CDN(Content Delivery Network)を使う
Expiresヘッダを使う
コンポートネントをgzipする
スタイルシートは先頭に置く
スクリプトは最後に置く
CSS Expression の詩うようを控える
JavascriptとCSSは外部ファイル化する
DNSのルックアアップ数を減らす
Javascriptを縮小化する
リダイレクトを避ける
スクリプトを重複させない
ETagの設定を変更する
Ajaxをキャッシュ可能にする

ふむふむ。
内容はホームページの表示速度を高速化するために米Yahooのチューニング担当者による14のテクニックが紹介されており、即実践可能な内容に絞って紹介されていました。まず最初に感じたことは、この本は技術本ではなく、ノウハウ本であることです。
「知らないことが致命傷となるIT業界」だけに、WEBサイト制作にかかわるすべての人に必須のノウハウであることが手にとってすぐに伝わってきました。社内スタッフには速攻で取得してもらう必要性がある本ですね。
まずは、ホームページの表示を単に高速化するだけのチューニングに、これだけのテクニックと技術が必要であること。
はたして、この本に書かれている14のテクニックの内、私がどの程度理解して顧客の案件に取り組んでいるかと自分をレビューしみました。
実際に知っていた知識レベルだと、9つはすでに知っていたので評価点は5点中の4点といったところでしょうか。残りの3テクニックを試すだけで全体で約50%近くも表示が高速化されるそうです。
ホームページの表示を高速化するために早速自社ホームページで改善・実行です!
改善後のレビューはまたブログで書きたいと思います。

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